ファストファッションブランドでセクションリーダーを経験後、通信機器メーカーの営業アシスタントに転職。その後、ファブリカに転職し現在に至る
強化しているレディースライン。2012年春夏のテーマは「フレンチシック」。シューズ、バッグをはじめとするファッショングッズにも注目!
10:30 | 出社。メールチェック、店内清掃、朝礼 |
11:00 | 開店。接客をしながらVP(ビジュアルプレゼンテーション)を変更 |
12:00 | 休憩 |
13:00 | 接客。新商品の紹介などのためにお客様に電話 |
16:30 | 休憩 |
17:00 | 売り上げ状況の確認。反応を見てVP(ビジュアルプレゼンテーション)を変更 |
19:30 | 引継ぎをして退社 |
エレガンスと快適さを備えた商品が人気のファッションブランド『ラコステ』。
2010年秋に、フェリペ・オリヴェイラ・バティスタがクリエイティブ・ディレクターに就任し、2012年春夏からはレディースラインを強化している。
伝統を大切にしつつも、新たなチャレンジを積極的に行っているブランド。
ファブリカに入社して4年。現在は渋谷店の店長としてご活躍の唐澤さん。転職のきっかけは、「サービス業をしたい」という強い想いだったそうですね。
はい。学校を卒業後、ファストファッションブランドで販売員やセクションリーダーを経験し転職。前職は、通信機器メーカーの営業アシスタントをしていました。仕事をしながらPCスキルを身につけたいと考え転職をしましたが、ある程度スキルが身についたとき、自分が本当にやりたい仕事は「接客」だということに気がついたんです。
なるほど。接客といっても様々ですが、その中で『ラコステ』を選ばれた理由は何だったのでしょうか?
「好きなブランド」で働きたいと考えたとき、頭に浮かんだのがラコステでした。ラコステの洋服は普段からよく着ていましたし、どのショップに行っても雰囲気がいい。スタッフの方が活き活きと働かれている様子に惹かれたんです。
以前もアパレル会社にお勤めでしたが、実際に働いてみて違いはありましたか?
お客様とのコミュニケーション方法に大きな違いがありました。ラコステの接客は、長い時間をかけて信頼関係を築いていくスタイル。これは、ファストファッションブランド時代にはない接客方法でした。
信頼関係を築くことが重要なんですね。そのために心掛けていることはありますか?
その方に合ったものを、プロの視点で選ぶことです。コーディネートはもちろん、適切なサイズをお伝えすることも重要です。
ご提案した商品を購入されたお客様が、翌日にその服を着て見せに来てくださったこともあるんですよ。些細なことですが、本当に嬉しかったです。
店舗を異動する度に、新しいお店に買いに来てくださる方もいる。密なコミュニケーションを取れる環境だからこそ、実現できることだと思っています。
新社長就任に伴い、組織が大きく変革しているラコステですが、店舗で働く中で変化を感じることはありますか?
意見を発信しやすい環境ができたと思います。たとえば、社長が頻繁に店舗を訪れることで、店舗の意見を吸い上げる仕組みができました。
社長との距離がぐっと近づきましたし、直接意見を伝える機会ができました。
キャリアパスに関しても、選択肢が広がりました。店長からスーパーバイザーへはもちろん、本社スタッフやフランチャイズオーナーへの道も用意されています。
ただ、これで完成ではないと感じています。これからも本社とお店のスタッフとが一丸となって、よりよい体制を作り上げていくことが大切だと思っているんです。それができる会社ですしね。
レディースラインを強化するなど、ブランドにも変化があったようですね。
2010年秋にクリエイティブ・ディレクターに就任したフェリペ・オリヴェイラ・バティスタは、もともとレディースラインに強いデザイナーなんです。
そのため、2012年の春夏から、女性向けの商品にも力を入れています。
店舗入り口のウィンドウやマネキンは、女性が店舗に足を運ぶ重要なきっかけ。レディースラインの魅力が伝わるよう工夫しています。ウィンドウやマネキンは、天候や来店状況を見て頻繁に変えているんですよ。
状況に応じて、様々な工夫をされているんですね!店長として、今後どのような店舗を作り上げていきたいですか?
お客様に最高のサービスを提供できるチームを作り上げたいと思っています。誰がいつ接客をしても、同じレベルのサービスが提供できる。そんなお店にしたいですね。
私の周りには店舗のメンバーはもちろん、信頼できる上司や、頼りになる本社スタッフもいる。大切な仲間とともに最高の店舗を作り上げていきたいと思います。